稽古日数:35 (4月8日)鎌倉武道館講習会
こんにちは。道子です。
鎌倉武道館で開催された基本技講習に参加しました。
D先生は「今日のテーマは呼吸投げです」とおっしゃっていました。呼吸投げへの道筋としての「相手の力を流す」練習から始まりました。D先生にお手本をしていただくと、「技をかけられた」というより、自分で勝手に転がった感じです。D先生の力は全く感じられません。これが「力を流す」ってことなんだ、防御された感覚もないから、相手の反感・反発も招かないし、「合気=愛気」とは何ぞや??と思っていたけど、少しだけ分かったような気がしました。
ウォーミングアップのゲーム
ふたり一組になり、ひとりがお腹の前に出した手の平を、もうひとりが拳で押す。拳の力を流すように手の平を動かす。大柄な男性と組んだら、まるで もて遊ばれている お父さんに遊んでもらっている幼稚園児。力を流すどころか、押されてヨロヨロしてしまいます。
肩をついてくる相手の力を流す練習
でんでん太鼓のように、相手の力を受け流す。受け流しながら、同時に円運動で相手をさばく。
片手打ち第一教
打ってくる相手の力を活かすように、誘導しながら腕をとり、すっと一緒に座って畳の上でおさえる。
片手取り呼吸投げ
相手に持たれた手の外側へ入り身して、転換、転身して投げる。どちらに回ればいいのか、分からなくなってしまいました。Nさんに「入り身」「転換」「転身」と指示していただかないと、動けない状態。申し訳ないです。
片手持ち小手返し
投げる時に、相手の手を下方向に巻き込む。途中でやめない。巻き込んでいる手と同じ足を出して投げる。
片手持ち入り身投げ
大事なのは、相手の後ろに入ること。腕で引っ張るのではなく、自分から近付いて後ろにつく。
(表)相手の後ろに踏み込みながら、投げる。
(裏)相手の首を持っていない方の腕は、受けのお腹を誘導するように大きく上へ伸ばし、親指を内側へ回転させながら投げる動作をする。
天地投げ
取りは、脇をしっかりしめた状態で腕をとらせる。相手の後ろに入るくらいの気持ちで動く。
色々な方に組んで教えていただきました。皆さんに注意されることは、普段の稽古時と全く同じです。
〇力が入り過ぎている。
〇受けの時、すぐにうつむいてしまい、取りを見ていない。
〇脇があいている。
〇腕で引っ張ったり押したりしている。体さばきを使っていない。
〇技が中途半端。途中でやめている。
〇投げた時に、腕と足がバラバラになっている。
・・・列挙していたら、悲しくなってきました。1つのことに注意すると、他のことがおろそかになります。
道子は子どもの頃から姿勢が悪く、肩に力が入りやすくて、肩凝り持ち。3月の神奈川県合気道連盟講習会でK師範が「よく力を抜くって言うけど、本当に全身の力を抜いたら立っていられないからね。寝転ぶしかなくなっちゃうからね」とおっしゃっていました。先輩方を見ていると、下半身はしっかり、上半身の力は抜いてスッと立っている。道子は足を動かさず、腕で技をかけようとするので、真逆です。上半身の力みをなくすよう、日常生活でも心がけようと思いました。
本日の実感:(自分の)力を使うのではなく(相手の)力を流す。
本日のお土産:上腕部の軽い筋肉痛←やっぱり変
お読みくださり、ありがとうございました。